Java Silver 11とは
Java Silver 11とは、正式名称「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格」というOracle社から配信されているJavaに関する試験です。
Silverの下位試験にBronze、上位試験にはGoldが存在します。
本試験は「Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格」と位置付けられています。
試験名にある11とは、Javaのバージョンを指します。
他にも7 / 8といったバージョンの試験が存在しますが、7に関しては配信終了となっています。
また、2023年12月1日からバージョン17のSilver試験が配信開始されました。
※以下はJava17試験についてのOracleのページです。
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試験の結果
合格ライン63%で正解率76%でした。
試験勉強に使用したもの
インプレス出版「徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応」を使用して学習を進めました。
俗にいう黒本というやつですね。
学習方法としては、
- 総仕上げ問題以外の部分を2周読み込む
- 3周目から理解できている部分は飛ばして、理解出来ていない箇所だけコードを動かす
- 総仕上げ問題を間違えることがなくなるまでコード確認/解説を読み込む
といった進め方をしました。
総仕上げ問題から試験内容と似た問題が出やすいというAmazonレビューをよく見かけたので、試験1週間前ぐらいからはひたすら総仕上げ問題を解いて、解説を確認していました。
総仕上げ問題以外の各章の内容についても、解説が充実していて理解しやすく感じました。
もちろん試験内容の全てがこの参考書とそっくりそのまま出る訳ではないですが、この参考書の各章と総仕上げ問題の解説をしっかり読み込めばこれ一冊で合格は可能です。
ちなみに学習期間は約1ヶ月でした。
(直前までOracle Master Bronzeの試験勉強を進めていたのと試験日の空きがない関係で・・・)
個人的には1ヶ月の学習期間だとかなり追い込まれるので、学習期間はもう少しゆとりを持った方がいいと思います。
これから受けるならバージョン17?
冒頭のトピックでバージョン17の試験が配信開始されたことについて触れました。
「これから同じJava Silverの試験を受けるのであれば17の方が良いのだろうか」と思われた方もいるかもしれません。
もちろん後から出たバージョンの方が、これから言語を使用する場合長く使用できる点や、最新に近いJavaバージョンを追うことで新しい便利な機能を使用できる点などでオススメです。
ですが、17のバージョンは配信開始されたばかりでまだ参考書が発売されていません。
- すぐにでもJava Silverの試験を受けたい
→参考書や合格記事のたくさんあるバージョン11受験 - すぐには必要ないがJava Silverの試験を受けるつもり
→バージョン17参考書が発売されるまで待ちバージョン17受験
上記のようになるかなと思います。
ちなみに今回使用した11の参考書については2019年10月18日発売で、Java SE 11の試験配信開始が2019年6月下旬より順次開始したとの記載があったため、おおよそ4ヶ月の期間にて発売されています。(もちろん参考程度にしてください)
(おまけ)なぜ試験のバージョンは連番じゃないの?
試験対象になっているバージョンと、ならなかったバージョンの違いはサポートの違いです。
OracleではJava 8以降の場合に、特定のバージョンののみがLTS(Long Term Support:長期サポート)の対象となっています。
今回紹介した11 / 17はLTSの対象であるため、試験対象となっています。
先ほど「これから受けるならバージョン17?」のトピックにて
後から出たバージョンの方が、これから言語を使用する場合長く使用できる点
と記載したのは、LTSによるサポート期間の残り猶予が、後のバージョンの方が長いということを指します。
LTSについてはOracleからJava SE Supportロードマップというサイトが作成されているため、興味があればこちらも参考にしてください。
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